皆さんは現在の日本の介護事情をどのくらいご存じでしょうか?
日本は現在、4人に1人が高齢者と言う状況になっています。
業界では「2025年問題」と言われる程、大きな社会問題の一つとなっています。
~そもそも2025年問題とは?~
日本の人口年齢別比率が大きく変化し、「超高齢化社会」となり社会構造や体制に大きな影響を与える事が予測される事を言います。
超高齢化社会になると雇用の問題、医療の問題、福祉の問題と様々な分野での問題が発生する事が予想されます。
日本の人口は2010年を境に減少が続いている中で、高齢者の割合が増えていきます。
そうなると、高齢者1人を支える現役世代の人間の割合が減っていきます。
※出典 内閣府
上記グラフの通り日本の人口は2010年を境に減少が続いている中で高齢者の割合が増えていきます。
そうなると、高齢者1人を支える現役世代の人間の割合が減っていきますので、負担が非常に大きくなっていきます。
2025年問題についての概要はお分かり頂けましたか?
耳にした事はあるけど、、、 と言う方もいらっしゃるかもしれませんが、これを機に一緒に日本の介護事情を勉強していきましょう。
また、2025年とは言われておりますが、20205年までは大丈夫と言うわけではなく、今こうしている時も状況は動いていますので、「事前の準備をいかに出来るか」が、大きなポイントになってくると思います。
~世界の高齢者事情は?~
「日本の高齢化社会が問題なのはわかった」
とは言え、世界的に見て、日本の状況はそんなに問題なのか?
そんな事が一瞬頭過ったそこのあなた! 下記表をご覧になってみてください。
※出典(world bank)
上記の高齢化比率は2016年ですが、既に世界1位です。
ご覧いただきたいのは、ポジションだけでなく%の違いです。
イタリア、ドイツ、スウェーデンと間は2%程の違いにも関わらず、イタリアと日本の差は4%と大きな開きがあります。
数値や「問題」と言う言葉のインパクトが強い為、とんでもなく日本は危機的状況で、悲観的に見えてしまうかもしれません。
ですが私の見解は少し違います。 視点を変えてみませんか?
日本が世界で最初に直面し、乗り越えなくてはいけない問題
と言う事は、この乗り越え方は他の国でも需要がある可能性があります。
つまりビジネスチャンスがあるかもしれない と言う事です。
中には、こう言う事を書くと高齢者をビジネスの食い物にしていると思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。
日本は経済的に豊かなようではありますが、サラリーマンの平均年収は徐々に下がり、生活に困窮する方も増えている事実が裏には有ります。
「介護」について日本がパイオニアになれば、日本経済にも大きな利益が持ち込まれる可能性があるのではないでしょうか。
その為には、皆さんと一緒に解決していく必要があります。
ここで勘違いしないで頂きたいのは「介護」は、決して高齢者を寝たきりにし、生かすのが介護ではありません。 「その人が、その人らしく生きていく」そのお手伝いをするのが介護です。
これからコラムを通じて海外の介護政策や、日本の介護の仕組みや最新の情報を発信していきたいと思います。
皆さんといずれ介護のありかたについてディスカッションを出来るようになる事が私の一つの目標でもあります。
是非一緒に考えを深めて頂ければ幸いです。
何かコラムの題材にご希望がございましたら、お気軽にご連絡下さい。